また会えたときに

原作/古川信正  脚本/古川祥子

原作/古川信正  脚本/古川祥子  出演/藤田朋子、鈴木くまひげ これは、我がオットの遺した手記による、実話に基づいた物語です。 古川夫妻は、日本一星空がきれいだといわれる長野県阿智村に旅行にでかける。宿泊先のペンションでは、若い夫婦と、妖しい雰囲気の男とその連れらしき男の2組がチェックインしていた。好奇心旺盛な古川夫人は、怪しい雰囲気の男の正体が気になってしょうがない。そして、食事が終わりペンションの談話室でくつろぐ宿泊客たち。挨拶交わし合ううちに、雑談が進んでいく。妖しい男の連れの山下が言い出した。「皆さん、これまでに出会った奇跡を紹介しあいませんか?」と。「ではまずは私から。これを奇跡って言うんだ〜という光景に出会ったのは、あれが最初で最後のことでした。。。」そう言い出して語り始めた山下の奇跡の体験。そして他の客たちも順に、過去に体験した話をし出すのだった。 だれもが経験したことのあるような、小さな出来事が、その後の人生に奇跡を起こす。偶然出会った他人が、それぞれのエピソードを共有していったその結末には何があるのか。満点の星が輝く春の夜に、小さなペンションの暖炉の前で奇跡が起こる。

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